温泉を選ぶとき、まず気になるのはどんなお湯かということ。せっかく湯治に行くのなら、泉質をチェックすることは欠かせませんよね。日本では、温泉の泉質は11種類に分類されています。中でも、医療的な効果があるとされる「療養泉」は、国の規定によって9つに分かれているのだとか。ここでは、刺激の強さで分類して解説してみますね。
まず、もっとも低刺激なのが「単純温泉」。体が弱っているときや高齢者の方にも向いています。飲泉をすると、消化器官の働きを活発にしたり利尿作用があったりするようです。
「食塩泉」は、保温効果の高い温泉。冷え性や関節痛、婦人病などによいそうです。「重曹泉」は、美肌効果のあるさっぱりとした湯です。
炭酸ガスの気泡が目に見えるのが、「炭酸泉」。打撲や関節痛、動脈硬化によいのだとか。飲むこともできて、便秘にも効きます。
「硫酸塩泉」は、動脈硬化の予防になることで有名。その他、糖尿病や皮膚炎などを改善する効果があります。
「鉄泉」は、その名の通り鉄分を含んでいるため、お湯はやや褐色です。貧血や消化器官の不調に効果があるほか、更年期障害や月経困難症にも効くのだとか。ちなみに、肌が乾燥しやすい人には向かない泉質です。
「硫黄泉」は、環境によってはガス中毒を起こすことがあるので注意。高血圧や動脈硬化、婦人病などに効果が高いと言われています。飲むこともできて、糖尿病や痛風によいのだとか。皮膚が弱い人にはお勧めしません。
「酸性泉」は、入ったときに肌がピリピリするような強い刺激があります、一部の皮膚病や関節痛に効果的ですが、肌質によっては入浴後にシャワーを浴びたほうがよいかもしれません。
温泉から微量の放射線が出ているのが、「放射能泉」。痛風や高血圧、動脈硬化など効能は多く、ホルミシス効果で免疫機能を向上させるという意見もあります。
気になる泉質はありましたか? 自分の体質や状態をしっかり見極めて、ぴったりの温泉で湯治をしてくださいね。