健康になるために湯治へ行っても、入浴法が間違っていたら温泉の効果はなかなか出ません。それどころか、逆に健康を害したり怪我をしたり・・・といった危険性すらあるのです。
湯治の入浴でよくある間違いは、入浴時間が長すぎたり入浴回数が多すぎたりすること。温泉成分を体にたくさん取り入れたい、という気持ちは分かりますが、湯あたりしたり皮膚が傷ついたりしてしまうことがあります。また、露天風呂に入るときに多いのが、血圧の急変。気温と湯の温度に大きな差があるため、血管に疾病がある人は特に気をつける必要があります。さらに、湯あたりしたりのぼせたりした状態では、転倒してケガをしてしまうことも。
つまり温泉地は、一歩間違えると危険な場所にもなりうるということ。正しい入浴法を学んでから湯治に臨みたいものですね。
では、温泉の正しい入り方とはどんなものなのでしょうか?
まず、温泉は普通のお風呂よりも体への影響が多いことを考えて、体調が悪いときには絶対無理をしないこと。もちろん、不調があるからこそ湯治に来ているのに・・・という人もいるでしょう。そんなときは、医師など専門家の判断を仰いだり、いつもと違うなと感じたら短時間の入浴にするなどして工夫しましょう。
くれぐれも、あせって湯治をすることは避けてくださいね。温泉の大切な要素のひとつである、リラックス効果を得ることもできなくなってしまいますよ。
入浴の際は、かけ湯をしっかりしましょう。血圧が心配な人は、さらに半身浴を経てから入浴するのがおススメですよ。
入浴時間は温泉地によって異なりますが、数分入ったら同じ時間休む、というのが基本です。基本になる時間は、5分入浴して5分休憩、を3回が目安です。浴室には時計がない場合が多いので、防水の腕時計や砂時計を手元に置いておくのもよいですね。
入浴後は、温泉成分をじっくり浸透させるために、シャワーは浴びないのが普通です。最後に、なるべく早く水分補給のも忘れずに。
せっかくの湯治ですから、最大の効果が得られる入浴法を心がけましょう。