みなさんは足湯を体験したことがありますか? 自宅でも手軽にできる入浴法として取り上げられることの多い足湯ですが、どうして足だけで全身に効果があるのでしょうか?
足湯の効果の秘密は、足を通る太い血管にありました。ただでさえ体の末端である足ですが、重力のせいでより血行が滞りやすい場所です。特に、運動不足で筋肉が弱っていると、血液を足から心臓に戻すことがうまくできません。その結果、重度の冷え症になって、体中に悪影響が出てしまうんです。
そこで、足湯という方法が必要になるんです! 足湯でひざ下の血行がスムーズになると、下半身から心臓へ向かう血管が広がりやすくなります。国立循環器病センターの研究によれば、拡張型心筋症に悩む人にも効果が出たそうですよ。
足湯を望む人が多いためか、多くの温泉地では足湯専用の浴場を用意しています。温泉施設の中に足湯風呂があるケースもありますが、足湯の「手軽さ」を前面に押し出すためか、道沿いに設置することも。
足湯で有名な温泉地は、登別温泉・玉川温泉・三朝温泉・道後温泉など。地の池地獄で名の知られた別府温泉には、「血の池地獄足湯」というちょっと怖い名前の足湯があります。
また、駅のプラットホームで足湯を楽しめるのが京都の嵐山駅(京福電気鉄道)。初めて見るとびっくりする光景ですが、旅の疲れを癒すのにはもってこいですよね。このように、気軽に入れる足湯は料金も安いところが多く、せいぜい200円といったところ。無料なんてことも珍しくありません。
のぼせる心配がなく、すわってのんびりしているだけで血行促進できる。そんな心地よい手軽さと、すぐに効果が実感できる点が、足湯の人気の秘密かもしれませんね。