「免疫」と聞くとちょっと難しい言葉のようですが、私たちの体を守ってくれる重要な機能です。健康に興味がある人は、概要だけでも理解しておいたほうがいいですよ!
免疫には、「自然免疫」と「適応免疫」の二種類があります。どちらも、さまざまな病原体から体を保護するためのもの。自然免疫はすべての生物が持つもので、病原体が侵入したときに即座に反応する反射神経のような存在。適応免疫は高等な脊椎動物のみが持つもので、反応は遅めながら一度侵入した病原体を記憶する機能があるんだとか。
これら免疫のために働く特殊な白血球を、リンパ球と呼びます。ところが、リンパ球が加齢や栄養不足、肥満、アルコール過多などで減少してしまうと、免疫が充分に働かないため病気になりやすくなってしまうんだそうです……。
そんな免疫機能をアップさせるには、精神の安定とリンパ球の増加が必要なんですって!
免疫系は、神経系・内分泌系と並んで体を支える重要な柱の一つ。そんな免疫系が、神経系と密接なつながりを持っているということで生まれたのが、精神免疫学という学問でした。つまり、免疫系は心の動きに大きく左右されるということなんです。
湯治が一般的な医療と違うところは、「気持ちいい」こと。基本的に、温泉に入ると気分がよくリラックスできますよね。このリラックスこそが免疫系に大きく影響するんです。免疫だけでなく、自律神経やホルモンバランスが安定することにもつながり、全身の状態がよくなる可能性があります。
つまり、心からリラックス環境を探すことがとっても大切。リンパ球の増加が期待できる泉質を選ぶことに加えて、自分が「気持ちいい」と感じる温泉地の選択が湯治では必要なんですね。